講座に来られたお客様から伝え聞いたお話です。
家を建てて家事や日常が楽になり、
すごく家に助けられていると感じるとのこと。
あぁ、それすごく分かる、私もまさにそんな感じだなと共感しました。
その表現使わせていただこう(笑)
以前の家はまさに、The昭和という感じ。
台所は北側に孤立していて、居間は南側にもかかわらず、冬は凍えるように寒く家の中でダウンを着ている状態。
とにかく、何の修行?というくらい過酷な環境で過ごしていました。
水回りの傷みがはげしく、結局建て直しとなりました。
6年くらい前になります。
家事動線や収納スペースなどは、住宅会社の担当さんと相談しながら決めていきました。
キッチンはリビングと対面。
調理や後片付けは、家族と会話しながらやテレビを見ながらできます。
室内の物干し場で毎日の洗濯もスムーズ。
断熱が優れているので、冬もダウンを着ずに過ごせます(笑)
この上なく快適。
ほんとに助かっています。
でも、お片づけ訪問に伺って、つくづく思うことがあります。
新築でも、広い豪邸でも、たくさんの収納スペースがあったとしても、片づけの悩みはあるんだなということ。
箱があったとして中身をどうするかは持ち主次第。
動線を考えた間取りでも、それを遮るような家具の配置をしてしまえば台無しだし、
広い収納スペースがあったとしても、何でもかんでも押し込んだら、出し入れしづらいし…
うまく使わないと、せっかくこだわって建てた家も活きてきません。
私は片づけという仕事柄、実際に自分の家で実験的な試みを繰り返してきました。
世間的には、評価されているやり方でも、自分には合わなかったり、
面倒くさがりな一面がアイデアの源になったり。
失敗は幾度となくあります。
修正してやり直して、の繰り返し。
失敗はうまくいかなかったルートを潰していくためにも必要なこと。
そのたびに成功に近づいています。
現在、日常が滞りなく過ごせるのは、そうやって片づけの仕組みをしっかり整えたから。
家に助けてもらえるのは家を活かしてこそ、だと思います。
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